“生きるエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス”を身につけさせたい
外部テスト実施だけでなくカリキュラムも見直し
エルドアカジノ クレジットカード メンテナンスがより意欲を持って臨める教育を築く

学校情報

ポイント

I.大学の紹介

今回取材したのは日本大学商学部。1889年に設立された日本法律学校を起源とし、115年の伝統を持つ学部だ。輩出した卒業生は計116万人以上で、現在も１学年1200人を超える学生を抱える。ゼミでは、２年次から４年次までの３年間にわたってじっくりと専門領域を学べることが特長とされている。また規模の大きさを生かして、ゼミ対抗のディベートや日本語・エルドアカジノ クレジットカード メンテナンスによるプレゼンテーションの発表を行うなど、学生交流や学生の発信力強化に向けた取り組みも実施している。
日本大学商学部は、従来１年次と２年次のエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス科目のクラス分けにTOEIC IPを導入していたが、2020年から「GTEC」Academicにテストを切り替えた。その背景にあるのは、２技能によるクラス分けの限界、カリキュラムとテストの乖離、そして事務的負担の大きさだ。多くの学生を抱える学部ゆえの悩みと、「GTEC」Academic導入の効果、今後の展望について、商学部のエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス教育を牽引している吉原令子教授にお話を伺った。

日本大学商学部キャンパス

Ⅱ．取り組みに至った背景

日本大学の「Gエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスC」Academic導入は、2020年のカリキュラム改定と密接に関係している。まず当時のカリキュラムについて説明する。
必修のエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスの授業として用意されていた科目はエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス１～４の４つ。１年次はエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス１でGrammarとWriting、エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス２でSpeakingとListeningの基礎を学ぶ。２年次はエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス３でReadingを学びつつ、並行してエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス４でTOEICの試験対策の授業を提供していた。エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス４については、商学部ということで、TOEICを学ぶ意欲があるだろうと考えてのことだった。そのため、各科目のクラス分けにもTOEIC IPを用いていた。ただ学生はTOEICを学ぶ意欲が強いだろうという考えは実態とややかけ離れていたと吉原先生は話す。
「実は1260人いる学生のうち、毎年かなり高い割合で学生たちがエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス４の単位を落としていました。資格試験対策の授業はどうしても対策問題を解くことが中心になってしまい、学生たちから『つまらない』と言う意見をよく聞いていました。学生たちも資格試験は就職などに重要だと理解していても、実際には関心を持ちにくかったようです。カリキュラム改定を見込んで学生に話を聞いたところ、学生たちからは『もっとコミュニケーションができるようになりたい』『他の国の文化をエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスで学びたい』『教養的なことを学びたい』と、むしろ教養や発信力を身につけることを望んでいる様子でした」（商学部教授 吉原令子 先生）
もともとTOEIC IPはエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス４で学ぶこともあってクラス分けに用いていたテストだ。純粋にクラス分け目的のみで導入していたわけではないので、クラス分けのみで考えるとまた別の問題があったそうだ。
「当時TOEIC IPで学生に受検させていたのはReadingとListeningのみです。このReadingとListeningの総合点で、上から順番に30人×44クラスを区切るのが当時のクラス分けの方法でした。この仕組みだと、たまたまReadingの点数がよかっただけで、GrammarとWritingに対応したエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス１、SpeakingとListeningに対応したエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス２の両方で上位のクラスに入ってしまう可能性があります。商学部の入学者は入試方式が多様で、かつ併設校からの入学者も多くいます。エルドアカジノ クレジットカード メンテナンスという一点だけを見たとき、実際の実力にはかなりのばらつきがあったのに、２技能かつ１回の試験でクラス分けを行っていたので、実力と乖離したクラスに割り当てられてしまう学生が散見されました。
実際、当時は毎年一部のエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスから『授業についていけないので、クラスを変更してほしい』と相談されることがありました。エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス数が多いですから、個々のエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスに丁寧に対応をすることができませんでした。実力以上のクラスに行ってしまったと不安がっているエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスに対しては、今後の授業の受け方をアドバイスしたり、励ましたりしていましたが、本来は４技能の測定をもとに適正なクラスに入れてあげるべきだと思っていました」
こうした背景のもと、吉原先生たちはカリキュラム改定と新しいテストの導入を模索することになった。

Ⅲ．「Gエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスC」Academic導入の効果

新しいテストとして導入されたのが、「Gエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスC」Academicだった。何がポイントになって選ばれたのか、吉原先生に伺った。
「「Gエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスC」Academicの魅力は解答者に合わせて出題が変わり、短い時間で適切に力を測れる点にあります。TOEIC IPとの比較になってしまいますが、TOEICは試験時間が２時間と長めでした。高校から進学したての１年生にとって、TOEIC IPの２時間のテストは大きな負担でした。中には集中力を切らし、試験時間いっぱいまで考えることを放棄してしまう学生も見られました。また、オリエンテーション期間に実施せざるを得ないため、事務局の負担も大きく、試験時間はなるべく短くしたいと考えていました。
その点「GTEC」Academicは、50分で４技能すべてを測れます。問題についてもCAT※1とIRT※2のおかげで効率よく、かつエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス力を広く測ることができ、一石二鳥でした。Testingを研究している他の先生からも、問題がよく標準化されているとお墨付きをいただきました」
「加えて、高校での採用数が多い点も魅力でした。受検するのはエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスであって、そのエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスに馴染みがあるかどうかは大きなポイントです。それもクラス分けに用いるのですから、なるべくエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスが実力を発揮しやすいテストを選びたかったのです」
「GTEC」Academicの導入は2020年度。同時に、2020年度から新しいカリキュラムでのエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス教育もスタートした。
新しいカリキュラムは、１・２年次の必修科目としてエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス１～８が用意されている。１年次に履修するエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス１・２はGrammar とWritingが中心で、エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス３・４はSpeakingとListeningが中心と、従来から大きな変化はない。大きく変わったのは２年次で学ぶエルドアカジノ クレジットカード メンテナンス５～８だ。エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス５・６はOxford University PressのBusiness Resultをテキストに指定し、ビジネスエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスを学ぶ科目。エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス７・８はGlobal and Cultural Topicsについて学ぶ、教養系の科目になっている。
「エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス５・６と７・８はスキル面でも差別化しています。エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス５・６はSpeakingやListeningを中心に、プレゼンテーションを活発に行う科目としていて、エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス７・８はパラグラフ・ライティングやエッセイ・ライティンを学ぶ科目にしています。どちらの科目もインプットだけではなく、必ずアウトプットを行うことを重視しています。TOEIC対策はやめましたが、やはり商学部としてビジネス向けのエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスを身につけてほしいという思いはありますので、エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス５・６でビジネスエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスやプレゼンテーション能力を学修する形に変更しました。」
なおカリキュラム改定に合わせて、例えば参画点が30％、レポート・課題点が20％、期末テストが50％と割合を決め、成績評価方法も厳密ではないものの、緩やかな形で標準化し、エルドアカジノ クレジットカード メンテナンスたちが不平等を感じないように心がけている。
テストとカリキュラムが変更されてから、取材時点でまだ２年目だが、吉原先生の実感では、クラス分けに悩まされるエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスは減っているという。
「『ネイティブの先生が何を言っているかわからない。他のクラスメイトはわかっているみたいで、自分だけ取り残されているような気がする』と不安がるエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスは目に見えて減っています。現在のところ、非常勤講師の先生方にも好意的に受け入れられているので、新カリキュラムは順調だと言えるでしょう」

Ⅳ．今後の展望

最後に今後の展望として、「Gエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスC」Academicのさらなる活用について吉原先生に伺った。
「今、エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス１～８の各44クラスを能力別にA～Eレベルと便宜上分類しています。この分類を活用して、各レベルの「GTEC」Academicのスコアを分析し、レベルごとに4技能エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス力の定着度が把握できる資料を出す予定です。レベル別に技能ごとの定着度がわかれば、非常勤の先生方も指導がしやすくなると思いますので。2022年度の前期には、レベル別に４技能エルドアカジノ クレジットカード メンテナンス力の定着度をまとめた資料を各教員に配布することが目標です。また、学生自身にもスコアを活用してもらいたいので、１年次の初回授業で教員からスコアの説明を行うなど、振り返りの機会も設けたいと思っています」

※1 CAT（Compuエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスr adaptive エルドアカジノ クレジットカード メンテナンスsting）。回答に応じて出題が変わるテストのこと。
※2 IRT（Iエルドアカジノ クレジットカード メンテナンスm Response Theory、項目応答理論）。統計に基づく評価項目で受験者の能力を判定する試験理論。

お話を伺った方

商学部 教授　吉原 令子 先生